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いちばん先に止めるべきなのは配線

音がするだけだし、そのうちいなくなるだろう。そう思って過ごすうちに、眠りが浅くなり、台所に物を置けなくなり、家の中で気を張り続けることになります。そして被害そのものも進みます。ねずみは歯が伸び続けるので、何かをかじり続けます。対象は選べません。東京消防庁管内では動物が関わる火災が毎年20件程度起きていて、その中に天井裏の配線をかじられて短絡した事例が入っています。このページでは、見つけたら急いだほうがいいものを先に出します。

このページの内容
  1. かじられると何が起きるか
  2. 火災の事例と件数
  3. 建材と断熱材
  4. 衛生の問題
  5. 急いだほうがよい状態
  6. 自分の場合はどうなるか
  7. よくある失敗
  8. よくある疑問
  9. 一次情報

かじられると何が起きるか

ねずみは歯が伸び続けるため、硬いものをかじる習性があります。かじる対象は選べません。

公表資料に挙げられている被害

かじられるもの起きること出典の記載
屋内配線短絡(ショート)「壁内や天井裏の屋内配線等を齧ったために短絡」
分電盤の中火花ブレーカーの接続部に死骸が挟まり火花が出た事例
家電の内部絶縁不良・発熱冷蔵庫で尿がサーミスタに接触し絶縁不良・発熱した事例
断熱材巣にされる—
食品の袋衛生上の問題—

2026年9月15日に消防防災博物館の公表資料(2017年3月2日公開・2018年4月18日改訂)で確認しました。「早期にフンを見つけた段階での駆除」が予防策として挙げられています。

火災の事例と件数

同じ資料の記載です。

「東京消防庁管内で、動物(ゴキブリ、ネズミ、ペット等)が関連した火災は、毎年平均20件程度発生しており」

ねずみだけの件数ではありません。動物が関連した火災の全体の数です。この中に、配線をかじられた事例と、分電盤に死骸が挟まった事例が含まれています。件数の多さより、機序が公表されていることが重要です。

資料が挙げている予防策

1つ目が「早期に」となっているのが要点です。フンを見つけた時点が、すでに対処の始め時だという整理です。

建材と断熱材

天井裏や壁の中は、巣を作るのに都合のよい場所です。断熱材が巣材にされると、断熱の性能に影響が出ます。

交換が要るかどうかは、天井裏を開けて巣の広がりを見てから決まります。見積書に「補修」の項目があるかを確かめてください。費用がどう変わるかは 業者の選び方 で扱っています。

衛生の問題

ねずみは、法律の上でも衛生の観点から扱われています。

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 第28条第1項は、都道府県知事が区域を指定し、管理者に対して「ねずみ族、昆虫等を駆除すべきことを命ずることができる」としています。

病気の症状や治療については、ここでは書きません。ただし、法律がねずみを衛生上の対象として位置づけていることは、条文から確かめられます。体調に不安があるなら、医療機関で相談してください。 → ねずみ駆除と法律

フンや死骸の清掃・消毒には注意が要ります。狭い範囲なら自分で、広い範囲なら見てもらってからのほうが早いです。

急いだほうがよい状態

状態と、優先度

見つけたもの優先度理由
かじられた配線・コード最優先短絡の事例が公表されている
分電盤のまわりにフン最優先接続部に死骸が挟まった事例がある
家電の内部や裏にフン高尿による絶縁不良の事例がある
広い範囲のフン高清掃と消毒の範囲が広い
天井裏の音だけ中まず餌の片づけと侵入口の確認 → 自分でやる手順

消防防災博物館の公表資料に挙げられている事例をもとに整理しました。電気設備に関わるものは、自分で触らないでください。電気工事には資格が要る作業があります。

自分の場合はどうなるか

コードにかじった跡がある

公表資料に短絡の事例があります。電気の作業には資格が要るものがあります。かじられた配線は、電気工事店に見てもらってください。

ブレーカーが落ちるようになった

ねずみが原因とは限りませんが、天井裏にフンがあるなら疑う理由になります。電気工事店で見てもらってください。

冷蔵庫の裏にフンがある

資料には家電内部での絶縁不良の事例があります。

天井裏で音がするだけ

まず餌の片づけと侵入口の確認です。 → 自分でやる手順

フンを掃除してよいか

広い範囲なら、自分で掃除する前に見てもらってください。

よくある失敗

音だけだから大丈夫だと思った

かじる対象は選べません。配線が近くにあれば、そこもかじられます。

フンを見つけても様子を見た

公表資料の予防策の1つ目は「早期にフンを見つけた段階での駆除」です。

分電盤のまわりを確認しなかった

接続部に死骸が挟まった事例があります。

自分で配線を直そうとした

電気工事には資格が要るものがあります。

フンを掃除機で吸った

乾いたフンを吸うと舞い上がります。掃除機の前に、まず湿らせて拭き取るのが基本です。

いなくなれば被害も止まると思った

すでにかじられた配線は元に戻りません。

よくある疑問

本当に火事になりますか

あなたの家が火事になるかどうかは、誰にも言えません。ただ、東京消防庁管内では動物が関わる火災が毎年20件程度起きていて、その中に「天井裏の配線をかじられて短絡した」事例が入っています。かじられているのが配線なら、放っておける話ではありません。

保険は使えますか

火災保険で見てもらえる場合があります。証券の「不測かつ突発的な事故」の欄を見て、保険会社に「ねずみによる配線の損傷」と伝えて聞いてください。

病気がうつりますか

病気については、ここでは書きません。体調に不安があるなら医療機関で相談してください。

断熱材は交換が必要ですか

天井裏を開けてみないと分かりません。巣にされている範囲が広いほど、交換の話になります。

どのくらい放置すると危険ですか

消防防災博物館の資料が挙げている予防策の1つ目が「早期にフンを見つけた段階での駆除」です。フンを見つけた時点が、すでに動くときです。

このページの数値は、東京都保健医療局と東京都ペストコントロール協会の公表資料から取りました。出典は下に全部載せています。ここまでで分かるのは「一般にどうなっているか」までです。あなたの家の侵入口が何か所あるか、被害がどこまで広がっているかは、中を見ないと分かりません。薬剤の使い方と、天井裏に入る作業は、けがと事故につながるのでこのサイトでは書きません。

確認に使った一次情報

2026年9月15日に確認しました。費用は建物の構造・侵入口の数・作業範囲で変わるため、一律の相場という数字はありません。ここでは、見積書のどこを見れば比べられるか、何で金額が変わるかを書いています。

かじられた跡が配線なら、様子見はやめてください

配線は自分で直せません。どこまで及んでいるかも、天井裏を見ないと分かりません。片付いていない状態のままで調査できます。まず範囲を確かめてください。

掲載する料金は各社公式サイトの公表値です。実際の費用は現地の状況により変わります。見積もりは無料。広告(PR)を含みます。

ねずみ駆除ガイドの記事一覧

一次情報の確認先

このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。

次に見ておくガイド