本ページの掲載する制度の記載は、各市区町村の公表内容にもとづきます。

運転免許証などの「身分証明書」とはまったく別の書類

「身分証明書を持ってきてください」と言われて運転免許証を持って行き、「そちらではありません」と言われることがあります。戸籍の身分証明書は、目黒区の説明ではこういう書類です。「目黒区に本籍のある方が、後見の登録、禁治産・準禁治産の宣告、破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていないことの証明書」。本人確認のための書類ではありません。

このページの内容
  1. 何を証明する書類か
  2. 証明する項目を選ぶ
  3. 本籍地でしか出ない
  4. 取得できる方と委任状
  5. 何に使われるか
  6. 請求の進め方
  7. 自分の場合はどうなるか
  8. よくある取りこぼし
  9. 確認に使った一次情報
  10. よくある疑問

何を証明する書類か

目黒区に本籍のある方が、後見の登録、禁治産・準禁治産の宣告、破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていないことの証明書

出典:目黒区「戸籍の身分証明書がほしいとき」(2026年9月10日確認)。

「受けていないこと」の証明です。不在住証明書・不在籍証明書と同じく、「無いこと」を証明する書類の仲間です。

本人確認書類としての「身分証明書」ではありません。役所の窓口で本人確認に使うのは、マイナンバーカードや運転免許証などです。名前が同じなので、提出先に確認するときは「戸籍の身分証明書ですか」と聞くと確実です。

証明する項目を選ぶ

目黒区は、取得する前に確認しておくこととして、こう挙げています。

取得する前に確認しておくこと(目黒区の記載)

出典:目黒区「戸籍の身分証明書がほしいとき」(2026年9月10日確認)。

項目を選ぶ仕組みになっています。禁治産、準禁治産、後見、破産、または全て。提出先がどの項目を求めているかを、先に確認してください。「全て」で取れば足りることが多いですが、提出先の指定があればそれに合わせます。

本籍と筆頭者の氏名が要ります。本籍が分からない場合は、本籍が記載された住民票で確認する方法があります。→ 過去の住所をたどる(除票と戸籍の附票)

本籍地でしか出ない

目黒区は「目黒区に本籍のある方が」と書いています。住んでいる市区町村ではなく、本籍地の市区町村に請求します。

戸籍の証明書には広域交付という仕組みがありますが、目黒区は休日窓口について「戸籍広域交付は対応しておりません。」としています。また休日窓口で受け付ける証明書として挙げられているのは全部事項証明書・個人事項証明書・戸籍の附票の写しで、身分証明書は挙げられていません。

平日に、本籍地の窓口へ。これが原則です。郵送で請求できるかは市区町村にご確認ください。

取得できる方と委任状

取得できる方(目黒区の記載から)

内容
本人本人確認書類
法定代理人(未成年の場合等)本人確認書類/親権関係がわかる書類(取得する対象者の親権を有していることがわかる戸籍謄本)
任意代理人(本人から委任を受けた方)本人確認書類/委任状

出典:目黒区「戸籍の身分証明書がほしいとき」(2026年9月10日確認)。目黒区は親権関係について「目黒区の戸籍で関係を確認できる場合は不要です。」としています。

そして、いちばん大事な注記がこれです。

成人の方の場合、親子、配偶者の方でも委任状が必要です。

出典:目黒区「戸籍の身分証明書がほしいとき」

戸籍謄本なら、配偶者や直系親族は自分の名前で請求できます。けれども身分証明書は違います。成人の親、成人の配偶者の分を代わりに取るには、本人が書いた委任状が要ります。

親が入院していて動けない、というような場合でも同じです。先に委任状を用意してください。

何に使われるか

本サイトでは、この証明書がどの手続きで必要かの判断は扱いません。提出先が指定します。

証明の項目(後見、破産など)から分かるとおり、資格や許認可、契約の場面で求められることがある書類です。「なぜこれが要るのか」も含めて、提出先に確認してください。

注意点が1つあります。「受けていないこと」の証明なので、本籍地でしか確認できません。本籍を移している場合は、どの時点の本籍で証明が要るのかを提出先に確認してください。

請求の進め方

目黒区の記載から整理した流れ

  1. 提出先に、戸籍の身分証明書かを確認する本人確認書類とは別の書類です。
  2. 証明する項目を確認する禁治産、準治産、後見、破産または全て。
  3. 本籍と筆頭者の氏名を確認する住民票で本籍を確認する方法があります。
  4. 代わりに取るなら委任状を用意する成人は親子・配偶者でも要ります。
  5. 戸籍証明書等の申請書に記入する様式は窓口にあります。
  6. 本籍地の窓口に出す平日の受付時間内です。

自分の場合はどうなるか

運転免許証を持って行った

別の書類です。戸籍の身分証明書は本籍地の市区町村が出します。

親の分を代わりに取りたい

成人の場合、親子でも委任状が要ります。

未成年の子の分を取りたい

親権者なら法定代理人として取れます。親権関係がわかる書類が要ることがあります。

本籍が分からない

本籍が記載された住民票で確認する方法があります。→ 過去の住所をたどる

土曜日に取りに行きたい

目黒区の休日窓口で受け付ける証明書に身分証明書は挙げられていません。

どの項目が要るか分からない

提出先に確認してください。「全て」を選ぶこともできます。

よくある取りこぼし

本人確認書類のことだと思った

まったく別の書類です。

住んでいる市区町村に行った

本籍地の市区町村です。

家族だから委任状は要らないと思った

成人の場合、親子・配偶者でも委任状が要ります。

証明する項目を確認しなかった

禁治産、準禁治産、後見、破産または全てから選びます。

筆頭者の氏名を控えなかった

本籍とあわせて必要です。

休日窓口で取れると思った

目黒区の休日窓口の対象には挙げられていません。

→ 6つの証明書の切り分け/不在住証明書/不在籍証明書/戸籍の身分証明書/届出の受理証明書/過去の住所をたどる(除票と戸籍の附票)

証明書が必要になる場面で、あわせて動くもの:賃貸の回線工事と手続き/引越し・新生活の初期費用/実家の片付けと買取

確認に使った一次情報

よくある疑問

戸籍の身分証明書とは何ですか。

目黒区は「後見の登録、禁治産・準禁治産の宣告、破産宣告または破産手続開始決定の通知を受けていないことの証明書」としています。運転免許証などの本人確認書類とは別の書類です。

どこに請求しますか。

本籍地の市区町村です。

家族の分を代わりに取れますか。

目黒区は「成人の方の場合、親子、配偶者の方でも委任状が必要です。」としています。

何を確認してから行けばよいですか。

必要な戸籍の本籍および筆頭者の氏名と、証明する項目(禁治産、準禁治産、後見、破産または全て)です。

何の手続きで必要になりますか。

本サイトでは判断しません。必要な証明書は提出先が指定します。
このあと必要になること
書類がそろったら、次は家の中の物の番です。
→ 続きはこちら

証明書の請求ガイドの記事一覧

このページが扱う範囲
本ページは戸籍・住民票にかかわる証明書の請求の手続きについての一般的な整理です。本サイトはどの証明書が必要かを判断するものではありません。必要な証明書は、提出先が指定します。手数料・請求できる方・様式・窓口は市区町村ごとに異なります。提出先とお住まいまたは本籍地の市区町村にご確認ください。

一次情報の確認先

このページに書いたことは、以下の公的機関の公表情報で確かめています。制度は変わることがあるので、確かめた日を各所に書き、確認先も置いています。

次に見ておくガイド